感謝の進行形と完了形
高校生から短大生までの4年間、居酒屋でバイトをしていました。
高校時代は週6回で出勤していたこともあり、完全に学業以上に頑張っていた記憶があります。(笑)
その居酒屋のオープン前から働き始めたオープンスタッフだったので、お店がオープンするまでの期間はロールプレイング形式で接客を学びました。
その際に働き始めた学生のアルバイトスタッフは約10名ほど。
店長がとても厳しかったせいか、3か月後くらいには私ともう一人の2人だけになっていました。
今思えば、根性のない私がよくそこまで頑張れたなーと。
厳しい店長でしたが、
当時教えて頂いたことは今も心に残っていて、「そういえばこれは店長に教えてもらったことだ!」と時々思い出すことがあります。
『 お客様への感謝を伝える際に、
ご注文を受けた時には「ありがとうございます。」進行形
会計が済んだ時に伝える言葉も「ありがとうございます。」進行形
お客様がお店を出て行って、
初めて「ありがとうございました。」過去形・完了形 と伝えるように。 』
これは飲食店で接客を経験している方にとっては普通の事ですかね?
高校生の私にとっては、印象深い言葉でしたし、その後誰かに教えて頂いたことはありません。
この感謝の言葉の使い方というのを、今は自分独自の解釈に変えて、私は大事にしています。
そして、自分独自の解釈というのは、本来の日本語の使い方としては間違っているのかもしれません。
人に何かをしてもらった時や・手伝ってもらった時にその出来事が過去・又は完了していることであっても、『あなたへの感謝の気持ちは現在も継続しています』という思いを含めて「ありがとうございます。」と言うようにしています。
「(以前又は先ほど~をして頂いて、本当に)ありがとうございます。」
本来の日本語では
「(以前又は先ほど~をして頂いて、本当に)ありがとうございました。」
となるのかもしれませんが、
そこに勝手に私の思いを含むので、その感謝の言葉は完了形ではなく進行形なのです。
私。こう見えて(笑)実は言葉を大切にしています。
大した言葉でなくても、その一つ一つには想いがあります。
何かを人にしてもらった時・手伝ってもらった時・ほんの少しの事でも、出来るだけ感謝の気持ちを伝える。
これって凄く気持ちが良くて、素敵なことですよね。
当たり前は当たり前じゃない。
なんだか、久々に語ってしまいました。
こんなお話にお付き合い頂き、ありがとうございます。
最近の利尻山。パステルカラーな夕焼けバージョン。
と、素敵雲バージョン。with 牧草ロール
心が浄化されるようです。
利尻様。今日も素敵なお姿を見せてくださって、ありがとうございます。
おしまい