天災
台風や大雨に見舞われることはあまりなかった北海道ですが、先日、まれにみる集中豪雨により、北海道の中心にある富良野周辺や十勝の方で大きな被害が出てしまいました。
畑も車も川からあふれ出た水で覆いつくされ、床上浸水どころか家も流されてしまったところもありました。
大変ご不幸なことに命を落とされてしまった方もおりました。
ある方は通っていた病院が被害にあい、薬が必須の方々はどれだけ大変だろうと、自分の事よりよほど心配されていました。
今回の少し前にも、同じく大雨により床上浸水や畑の作物が水に浸かり、収穫できなくなっています。
北海道ということで豊富方面の事を心配して連絡を下さった方もおりました。ここは大きな被害はありませんでしたが、車で2時間前後のところでは被害も大きく、本当にたまたま最北端は通り道から外れただけだったのだと思います。
私達道民も、冬の大雪だけでなく夏から秋の台風や豪雨の心構えもしていかなければいけなくなったようです。
この度行われた日本の名湯百選シンポジウムで、熊本県菊池市・菊池温泉の皆さんと大分県竹田市・長湯温泉の方が遠路はるばる来て下さいました。
菊池温泉も長湯温泉も先ごろの熊本地震で被害にあわれています。
未だに自宅が直せないままの状況で来て下さった方もおりました。
湯治に来るようになってから、東日本大地震で自宅を丸ごと失い湯治仲間全員で心配した男性は、今も毎年湯治に来ては皆さんに笑いを与えてくれています。
災害にあわれた方々やその地域を忘れないこと。すぐには目に見える行動ができなくても、その気持ちは持ち続けたいと、改めて感じています。