冬の道北の自然を満喫!
こんにちは!
豊富は真冬真っ只中❄
雪に閉ざされ、出不精になりがちな季節ですが、思い切って外に出てみると、素敵なドラマが待っています。
先週1/21に、稚内市抜海にアザラシを見に行くイベントに参加してきました。
抜海までは、豊富温泉から車で50分ほどで到着します。
当日は天候に恵まれて雪は降らず、風もほとんど無いという絶好の観測日和。
到着して、早速双眼鏡でアザラシを探していると、、
泳いでいるアザラシを発見!
数頭が海面に頭を出したり沈めたり、泳いだりしている姿を観察することができました。
アザラシは、可愛らしいイメージですが、実際には甚大な漁業被害を与える害獣で、駆除対象となっています。
そんな話も聞くことができ、良い経験になりました。
さすがにすっかり体が冷えて、お昼に行こう!となり、、
稚内のそばの名店、はるな家さんへ。
おいしく頂きました~^^
一緒にイベントに参加した、国立公園を管理している環境省稚内自然保護官事務所のレンジャーの方より、今はオオワシも見ることができるよ!と教えてもらいました。そこで、食事の後はオオワシを見に行くことに!
稚内空港からほど近い観察ポイントに到着すると、、
オオワシを、すぐ目の前で観察できました。さすが日本で一番大きなワシ。大きくて迫力があります。
まるでカラスのように間近で観察でき、ありがたみを忘れそうになってしまいますが、オオワシは国の天然記念物に指定されている希少種。
夏季はロシア東部で繁殖し、冬季は越冬のために南下、その一部がここ道北にやってきます。
個体数も少ないし、見られる時期や場所も限られているのです。
この観察ポイントのすぐ近くには川があり、そこにある鮭の死骸をオオワシは食べているそうです。
確かに、川を眺めると、キツネなどの足跡に交じって、オオワシの足跡がありました。
写真だと右下に集まっている三つ足のものがそれです。おそらくそこで鮭の死骸を食べていたのでしょう。
足跡の大きさからも、オオワシの大きさを感じました。
ちょうどオオワシが飛び立つ際に撮影することができました。
カッコいい~!感動しました。バードウォッチングに目覚めそうです。
そのあと、レンジャーの皆さんとはお別れし、豊富温泉から来た私達は、稚内でお買い物をした後、上勇知のアトリエ華さんへ。
もしかしたら利尻富士が眺められるかもしれない、という淡い期待を胸に~
アトリエ華さんは、画家の高橋英生さんのアトリエ・ギャラリーが一階にあり、二階は奥様の孝子さんがカフェをされています。
また、離れもギャラリーとして運営されていて、地域の作家の発表の場にもなっています。
英生さんの絵、私は本当に好きです。
ここ道北に生きていると、生活がどんどんシンプルになっていくのですが、でも、英生さんの絵はいつか家に飾りたい!と思います。
白い壁が良く似合う絵です。
英生さんは、気さくにアトリエの中に入ることを許してくれ、話し相手になってくれます。
アトリエもカッコいいし、英生さんのはいている絵具まみれのリーバイスもカッコいいのですが、何より英生さんの生き方がカッコいい。
いつも笑顔でお話ししてくださいます。
2階のカフェに上がると、孝子さんが素敵な笑顔で迎えてくれます。
この日、利尻富士はあいにく雲がかかっていましたが、それでも素晴らしい雪景色を眺められました。
窓枠が、額縁のようになっていて、まるで大きな絵を眺めているようです。
カフェの窓から下を覗くと、うさぎやきつねなどの足跡がたくさん。
また、鳥小屋にはキツツキが遊びに来ていました。
お茶が出てきたころ、ちょうど夕日が綺麗でした。
孝子さんの、本格的なスパイスを使ったマサラティーがお気に入り。
夏は、孝子さんが無農薬で栽培されている自家製ハーブティーを良くいただきます。
ゆったり、のんびりできる、大好きな空間です。
素敵な週末の一日でした。
この時アトリエ華で、そろそろ流氷が来るね、なんていう話もしました。
そしたら、1月25日に、稚内で流氷を観測したというニュースが!
稚内が道内で一番先に観測されるのは、観測史上初だそう。
近々、流氷も観察しにいかなければ~^^
冬でも、道北は楽しいことがたくさん☆
ぜひ多くの人に、知って、触れてほしいと思います。