~よもぎ餅ができるまで~
たまちゃんの前回のブログでもお伝えしたように、
先週「よもぎ餅作り&ランチ会」が行われました。
当日は湯治の方、豊富町住民の方、街の保健師さんを交えて楽しくおいしいひと時を過ごすことができました。
その様子はぜひたまちゃんのブログを♪
今回は、よもぎ餅が出来上がるまでの過程をご紹介しようと思います。
まずは、主役のよもぎ摘みから。
温泉住民の方の先導にて、繰り出しました。
生えている上部の柔らかい部分だけを摘み取ります。
よもぎと毒性のあるトリカブトがよく似ている、という話。
間違えて食べて命を落とす…なんてことがあってはなりません。
一緒に行った豊富のお母さんにも聞いてみました。
やはり、似ているそうで…
けど、見たら違いがすぐわかるとのこと。
摘んでいる最中も、ありました、トリカブト!
生憎写真を撮り忘れたのですが…
葉をめくり、裏側を見るとよもぎは綿毛のようなものが生えていて白いですが、
トリカブトは白くありません。
また、葉をちぎるとよもぎはよもぎの良い香りがするのでよくわかります。
それから、葉の生え方もトリカブトは雪の結晶のような形をしています。
これらの見分け方を聞いてもまだ不安でして。。。
最終的に、摘んだものをちゃんと確認してもらいました。
イベントに使うものですからね。
そして、集落センターにてよもぎ餅の下準備です。
まずは、よもぎをよく洗います。
沸騰したたっぷりのお湯によもぎを入れ、ゆで始めます。
重曹を適量加えます。
灰汁抜きのため
色濃く鮮やかにするため
柔らかくするため
の目的だそう。
とっても鮮やかな緑になってきました。
そしてよもぎの良い香りが漂ってきました。
ゆで上がったら、冷水で冷やし、ザルで水気を切ります。
灰汁です。こちらは捨てます。
手でよく搾ったら、包丁でたたいて繊維を断ちます。
細かくなってきました。
一晩水に浸けたもち米を蒸して、
ここでいよいよ、よもぎを投入!
ざっくりとしゃもじで混ぜた後、お餅を搗きます。
20分程度で、鮮やかなよもぎ餅が搗きあがりました。
じゃーん!できあがり!!
あんこやきなこをつけて食べたり、
温泉住民のお母さん達が作ってくださった、
お出汁のよくきいた具沢山のけんちん汁に入れてお雑煮風にして頂いたり。
よもぎ餅を汁物の中に入れるのは珍しいですよね。
これもありだなと思う新しい発見でした。
普段はお話する機会の少ない住民の方々とも交流することができたのも良かったです。
また湯治の方々と住民の方々の交流のできるイベントも企画していきたいと思います。