アトピーフォーラム2017のふりかえり⑧ワークショップ「妊娠・出産・育児」byアトピフリーコムスタッフ
初めまして。
東京でアトピーフリーコムのスタッフをしている遠藤です。
私が担当したワークショップ、テーマは「妊娠・出産・育児」。
私自身も3回目の脱ステロイドからアトピーが改善した患者であり、長男(高校生)が生後間もなくからアトピーと食物アレルギーであるということから、このテーマの担当となりました。
前の記事ですでにご存じの通り、ワークショップ当日は警戒警報(!)が出るほどの悪天候。もともとの参加者が少なかった上に、「妊娠・出産・育児」がテーマとなると該当する方はさらに限定されます。
というわけで、このブースに座って下さったのはお二人の方。
私を含め3名ということで、お互いの話をじっくり聞き合うことができました。
豊富に来ることになったきっかけや、来るまでのエピソードも交えながら、アトピー患者が人生のライフステージをどう進めていくのか、語り合いました。
妊娠も、出産も、育児も、自らの「身体」を使うことです。
アトピー患者だとその子供もアトピーになるのでは?という不安があったり。
身体だけじゃない、子どもを持つことは経済面も考えないといけない。
体のことよりも、経済・収入のことが重要なんじゃないか?!
という話にも。
また、アトピー患者同士の結婚については、「抵抗がある人もいれば、そうでない人もいるよね」という話になり、最後には「あらゆることを乗り越えていける“気持ち”が一番大切かもね」という話でまとまりました。
実はもっと色んなエピソードを伺いましたが、何せお題が「妊娠・出産・育児」というかなり個人的なテーマ。ここでは詳しくご報告は出来ませんが、参加者の方々のこれまでの経験を伺って、私自身もとても刺激を受けました。
アトピーの症状や経過もそれぞれ。
捉え方、考え方もそれぞれ。
では、これから私はどうする?
ワークショップは、そんな気づきが得られる場であれば、と思います。
「この後に、猛烈な雨と風に襲われることになる、会場外の風景」