アトピーフォーラム2017のふりかえり⑪
辺り一面が雪景色となった豊富です。
さすがの私も冬靴を引っ張りだしました。
衣類だけでなく、靴も衣替えが必要なんです。
雪国以外の方々には聞きなれないらしい「冬靴」。
滑らない様な工夫が施された靴底が一番のポイント。
ちなみに冬以外のシーズンに履くタイプは「夏靴」と呼んでます。(私だけだったらどうしましょう)
どさんこと言えども、夏靴で雪道はかなり危険なのです。
「冬靴」という言葉が全国共通ではないことを知ったのは、豊富温泉で働き始めてからでした。
全国から湯治に来て下さる方々とお会いしていく中での気づきでした。
豊富から札幌までの距離を移動すると、本州では隣どころか三つ先の県に行けてしまうこともしかり。
そして、いつも当然のように存在しているこってりした温泉が稀に見る貴重なものだということも、皆さんから教えて頂きました。
アトピーのことも乾癬のこともほぼほぼ知らなかったけれど、症状のことや「標準治療」「脱ステ」etc.専門用語?も説明不要で語り合えるようになりました。
豊富温泉とアトピー性皮膚炎ビギナーだった私が、アトピーフォーラムin豊富実行委員長を務めさせて頂けたのは、やっぱり関わる仲間とお客様の存在があってのことです。
振り返りブログリレーも、書き手協力者が更に増え、今年はなんと⑪まできまして、これを一つにまとめるだけで小冊子が出来ちゃう位濃厚な内容となりました。
実行委員長としては2年目となった2017フォーラム。
昨年よりは少しだけ心のゆとりを持てたけれど、新たな試みやもりだくさんの内容にドキドキは結構な量となっていました。
温泉から会場を移して市街地での開催も、2年目だからこそどれだけ住民の方が来て下さるだろう‥という不安もありましたが、半年前からこつこつと打ち合わせと準備を重ねていく中で、手を伸べてくれる周りの力強さを実感し、私の中の不安は減っていきました。
フォーラム一日目、悪天候で帰れないかもしれないリスクを見なかったことにして遠方から講演や体験談を届けに来てくれました。
また、定住支援センター会場には、湯治で滞在中の方々だけでなく本当に多くの町民や近隣住民の方がアトピーと豊富温泉に関する話を聞きに来て下さいました。
二日目は雨と強風の中、十名以上の方がワークショップに参加して下さいました。
安藤直子さんの基調講演の中にもありましたし、日頃多くの方から聞かれる「豊富への感謝」の気持ち。
湯治経験者ではない私だけれど、一緒に過ごし心を寄せて下さる住民皆さんの気持ちがとてもとてもうれしいです。
地元の方々の温かい対応と、我がふるさと豊富の良さをたくさん教えてくれる湯治の方々の存在が、今の私の原動力にもなっています。
役場関係者も昨年よりぐんと増えて、複数名が実行委員に入ってくださっていました。
皆さんそれぞれが業務を多数抱えている中準備に努め、取りこぼし多数の私をしっかりフォローをしてくれました。
会場にお越し下さった町民、近隣住民の方々、そして早くからポスター掲示にご協力くださった方々、そのほかにもたくさんのご協力があっての今なのです。
昔の私ならば絶対できなかった「長」がつく役を経験させてもらえたことで、私の人生がどれだけ豊かになったことか。
終わった時は、もうこれで思い残すことはない!位な心持ちになりましたが、きっとまた色々とやりたくなるのだろうなぁ。
遅ればせながら、「ふらっと☆きた」豊富温泉パネルコーナーでも、フォーラム終了のご報告をさせて頂いています。
既に来年に向けた構想もスタートしています。
どうぞ皆様今後ともよろしくお願い致します。