共感する事、寄り添う事。
「子供の痒さや痛みがどんな感じなのかが
分からなくで辛い。わかってあげられない事が悔しい」
コンシェルジュデスクでも、湯治中の温泉でも、
何度か耳にした言葉です。
お子さんがアトピーで親御さんはアトピーじゃない場合
アトピーの痒みや痛みは、わからなくて当然だし仕方の
無いことだと思います。
私の2歳10カ月になる息子も去年の今頃はまだ
頭から腰までびっしりとアトピー症状が出ていて
タライを湯治場に持ちこんで、
毎日1時間の湯治をしていました。
覚えたての言葉で「痛いよ」「痒いの」と言う息子を
見るのは本当に胸が痛かったです。
最初に書いた言葉のような相談を受けた時には、
私なりの考えですが、自分がしている事を
そのままお話させていただきます。
子供が「痒いよー!」と言った時は
「痒いね。痒いんだね。」と言って炎症に障りが無い
程度になでてあげます。
「痛い!」と言った時は
「痛いよね。痛いんだね。」と言ってそっとなでます。
もしボリボリ、バリバリ掻いてしまったら
「すっごく痒いんだよね。いつも掻かないように
頑張っているもんね。」と言って
少し強めになでてあげます。(爪で掻かずになでる
事を覚えるように)
大人でも、アトピーの痒みや痛みを我慢するのは
大きなストレスだと思いますが、子供の場合は
それにプラスして大人からの注意もプラスされます。
「掻いちゃダメ!!」
「どうして掻くの!!」
「掻かないように頑張りなさい!!」
私も親になり、親の気持ちも理解できました。
子供に早く良くなってもらいたいし、炎症箇所を
掻き壊して欲しくないから、やっぱり都度注意
したくなります。でも、子供も24時間続く
痒みと痛みを常に耐え我慢しているんだと
思います。我慢しているけど、我慢の限界を超えて
しまうから掻いてしまう。でも、掻くと叱られる。
ものすごく痒いのに、いつもは掻かないで
頑張っているけど、もっともっと痒かったんだね。
と、理解してくれる人がいたら気持ちだけでも、
少し辛さが和らぐのではないでしょうか。
炎症を掻き壊しているのに注意もしないで
放っておくわけではありません。
まずは、共感して、寄り添って、
強めになでるなど、掻くこと以外の
対処の仕方を身を持って教えてあげる。
擦ったら赤くはなるけど、子供の薄い
爪でえぐるように掻き壊すと、本当に
治るのに時間がかかるので、まだ
なでる方が私はいいと思います。
この「共感」は、経験していなくても、
実際にアトピーの痒みや痛みが想像
できなくても出来る事だと思います。
子供の発した言葉をそのまま
オウム返しでもかまいません。
ただ、子供の気持ちを受け止めて
同じように感じてあげるだけでも
「自分の辛さをお母さんはわかって
くれている!」と、安心するのでは?
と思うのです。
私は見た目に炎症が無くなった今でも
水道水に触れるとピリピリします。
アトピーの子供の肌は本当にデリケート
なので、シャワーの水圧を意識したり、洗う時に
ゴシゴシ擦るなどは避けた方がいいのかな
とも思います。
アトピーの子供を持つ親御さんは皆さん沢山の
情報からいろいろ調べて勉強されていると
思います。今日ここに書かせていただいた事は、
アドバイス的な事と言うよりは、あくまでも、
普段私が息子と向き合う時に
心掛けている事の一つとして受け止めて下さいね。
自分で言うのもなんですが、
アトピーの子供も炎症などで大変だけど、
その親御さんも本当に大変だと思います。
豊富温泉で湯治中には、親御さんの辛さやストレスも
温泉で全部流して行ってくださいね。
いつも、私の記事は話が長くてすみません
読んでいただいて、ありがとうございました。
コンシェルジュデスク D
P.S.
先週は、豊富から3時間程離れた所にある、主人の勤務地の方の自宅で一週間
過ごしました。イチゴ狩りやカニ釣りを楽しんできましたよ♪
「けんたろう」という品種らしいです。甘くておいしかったです!
イカの足をエサに釣ります。1時間いて40匹くらい釣れました。ヤドカリもいますね♪
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