サロベツ湿原バックヤードツアーに行ってみた
こんにちは。コンシェルジュデスクのいまいです。
7月も中旬となり、夏らしい気温が続いています。
本土から豊富町に来られる湯治のお客さまは、涼しいと喜んでくださいますが、すっかり北海道体質になった私は、27℃を越えると暑さでぐったりしまうようになってきました。
ある意味人間の適応能力はすごい!と感じる今日この頃です。

さて、先日、サロベツ湿原バックヤードツアーに行ってきました。
普段はなかなか立ち入ることのできないエリアに足を踏み入れることができる、とても魅力的なツアーです。
当日は湿度が高く曇ってはいたものの、日差しは柔らかくていい感じ・・・。
調査のために作られた細い木道を植物や景色を眺めながらゆっくりと散策させていただきました。

道中では、ガイドのポラリス嶋崎さんが立ち止まってひとつひとつ丁寧に植物の特徴や湿原の成り立ちを教えてくださり、知識もぐんと深まりました。
にわか知識ながら少しご紹介してみますと・・・。
こちらは、つるこけもも(クランベリー)です。時々食べるクランベリーがこんなかわいらしいとは・・・
少しピンクがかった可愛らしい花を見るととても癒されました。

そして、こちらは豊富町の町花でもある、エゾカンゾウです。
6月の中旬から後半がピークと聞いていたので、もう見れないかもと思っていましたが、ラッキーなことに数本発見!
若干しなびているものの鮮やかな橙黄色を見るとテンションが上がります。

サロベツ湿原センターでは、エゾカンゾウの花芽がエゾシカに食べられてしまう問題があるそうで、エゾカンゾウの周りを見渡してみると高確率で花や実がシカに食べられていました。
シカにとっては、『エゾカンゾウバイキング』でウキウキとスキップかもしれませんが、来年花が見れないと思うと少し悲しくなりますね。

また、湿原の奥にある大きな池のまわりには、まったく人の手が加えられてないままの高層湿原植物が群生しており、自然の神秘を感じました。


途中、人生ではじめての植生回復作業をお手伝いさせていただきましたが、ド素人ながら少しだけ自然保護のお役に立てたかなと思うと嬉しくなりますね。

木道という限られた幅の道を長く歩いたことや、湿原特有の地面の柔らかさもあってか、ツアーの終盤はちょっとした疲労感はありましたが、自然の散策は適度な良い疲れとなりその日はぐっすりと眠れました。
10人弱という少人数で、遠くは関西の方から豊富町や周辺地域の方が参加されていましたが、和気あいあいとした雰囲気のなかで散策をすることができとても楽しいツアーでした。
大人気のツアーで予約満員の日も多いようですが、おすすめツアーです。ご興味ある方はぜひ♪











