湯治のしかた
今回は、湯治のしかたについてお話ししたいと思います。
とてもシンプルなことではありますが、こちらでの滞在期間は皆さん限られているため、日数が残り少なくなると、つい焦って無理をしてしまい、かえって症状を悪化させてしまう方がいらっしゃいます。
(かく言う私もその一人で、大変な思いをしました…。その経験を反面教師として、今日はお話しさせていただきます!)
まず大事なことは温泉は入れば入る程良くなる訳ではないので、最初はむしろより短く入ることが大切になります。
なので・・
①浴室に入ったら身体をお湯で洗い流す(ふれあいセンターのシャワーは水圧が強いので洗面器にお湯を溜めて身体にかけることをオススメします)
②湯治湯に5~10分浸かる(長くて15分)
③上がったらお湯で洗い流す(洗面器に溜めたお湯 or 洗面器に溜めた吐水口から汲んでおいた源泉を使う・・ちなみに源泉はアツアツなので浴室に入ったらすぐ汲んでおくといいです)
以上になります。
・・え???
これだけ???
そうなんです。
たったこれだけなのに、意外と守れない方が多いんです。
それは―― 「長湯しないこと」 ♨
豊富温泉は高張性泉。
お湯の成分が肌を通して体内に浸透しやすく、湯あたりもしやすい泉質です。
長く入りすぎると…
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体が疲れて免疫力が下がり、感染症のリスクが上がる
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温泉の成分に肌が負けて、乾燥・かゆみ・赤みなど皮膚症状が悪化する
さらに、移動だけでも体は疲れています。
まずは無理せず、短めの入浴から始めましょう。
ふれあいセンターの2種類のお風呂
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湯治湯:ぬるめ。皮膚疾患の方が入りやすい温度設定
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一般風呂:熱め。一般的な温泉入浴におすすめ
泉質は同じですが、温度が違います。
肌にやさしいぬるめの湯治湯から試してみてくださいね。

湯治湯 入口


一般湯 入口










