秋の終わりの風物詩
気がつけば、木々は常緑のものを除き黄色やオレンジ、赤とそれぞれの色に変わり、カラフルでパッチワークのような景色になっていました。
それもそのはず、つい先日はこの辺りでも朝の気温が-3℃になっていたそうです。
日没もかなり早まり、夕方5時には暗くなってしまうことに、まだ感覚が慣れません。
そんな豊富温泉の今日この頃なのですが、週明け頃からフワフワとした綿毛のようなものを纏った、これ
「雪虫」を見かけるようになりました。
飛んでいる姿はチラチラと舞い落ちる雪のようで、北海道ではこれが見られるようになると初雪も間近と言われます。
風に吹かれて雪のように舞うこの3〜4mmほどの虫を撮影するのは、私と私のカメラには難易度が高過ぎるので、地面に降りて頂いて撮影に協力してもらいました。
何とはなしに、頭にカレンダーを思い浮かべてスタッドレスタイヤに交換する時期をいつ頃にするかと考えている自分に我に返り、夏場走れなかった分、今のうちに走っておきたいなとも思ってしまいます。
「湯快宿」の管理人をしていると、毎年、どこへ出かける暇もなく、あったことすら感じる余裕もなく、ただ過ぎ去ってしまった道北の短い夏を想うとき、一抹の寂しさを感じずにはいられません。
…などと、感傷に浸っていられるのも今のうちで、そうこうするうちに除雪に追われる毎日がまた今年もやってくるのです。