北海道のてっぺんで、目指せ農業のてっぺん!
コンシェルジュデスクでは、色々なパンフレット類をご覧いただいています。今回はその中の一つをピックアップしてみました。
道内の農業高校を題材にしたコミックがヒットしておりますが、こちらは宗谷地方での就農を考えるためのガイドブックです。
こんな感じで、宗谷の酪農に関する基本データなども織り交ぜながら、ページは進んでいきます。
豊富町に限らず、この辺一帯は広大な牧草地で牛を飼う「放牧型」が多いエリアです。
(ガイドブックによりますと全道一土地が安いのも、放牧型酪農が盛んな条件の一つになっている模様)
30年前と比べ、農家さんの戸数は減少していますが、1戸当たりの飼育頭数は約2倍となっているそうです。(これももちろんガイドブックからの情報)。
広大な土地(牧草の畑でもある草地)のお手入れもその分大変になるのですが、大型機械が支えてくれています。
今は二番草の刈り取りの時期。農家の皆さんはいつもより忙しい頃を迎えています。
それもこれも、美味しい草を冬の間牛たちに食べてもらい、品質の良い牛乳を出してもらうため、日夜頑張っているのです。
ご家族の経営を継ぐ若者だけでなく、全く経験のない道外からの新規就農者もおられます。
ガイドブックの中で登場されているこの方は千葉からネットで農業研修生に応募し、現在町内の農家さんで修業中だそうです。でも来年11月には豊富で独り立ちされるとのこと。
どんな仕事も楽なものはないでしょうし、自然と生き物を相手とする第一次産業は力仕事も多く容易ではありませんが、研修制度や相談窓口、資金の支援制度もあります。
湯治のお客様だけでなく、地元民にも大好評な「フェルム」さんは、豊富町の農家さんが開いたお店です。今で言う「六次化産業」を実践しておられる農家さんです。
広い大地の恵みを育て提供したいという方は、ぜひ宗谷地方での経験もご検討下さい。