湯治ツアースペシャル企画「おもてなしランチ会」
去る３月２３日～２９日にかけて、札幌発着の「豊富温泉・初めての湯治体験ツアー」が行われ、道内は元より本州からのお客様も含め総勢２４名の方々にお越し頂きました。
既に春休み週間に入っていたこともあって、湯治のお子さんも見え始めた頃でしたので、一気にふれセン全体が活気づきましたよ。
ツアーは当初２月と３月に企画していましたが、お知らせが少し遅かったことも影響し２月は定員満たず。
それでもあきらめず、３月まで待って下さったお客様もいたそうです。ありがとうございます。
現場スタッフが企画する湯治体験ツアーも数回目となり、私たちもこれまでの経験を活かしてスケジュールを詰め込みすぎないよう、でもせっかくだからここでしか体験できないメニューを考えました。
特に今回は、以前から期待していた地場産ランチ会を企画できることとなり、張り切って準備にいそしむ私。
この欄でも幾度かご紹介していますが、今回のランチ会は「農村生活文化伝承活動をすすめる会」（ちょっと長くて覚えきれないのでいつも「伝承の会」さんと呼ばせて頂いてます）のお母さんたちの手作りご飯会です。
伝承の会さんが早くから手掛けている、山菜「イタドリ」を使ったメニュー（おつまみにも最適！中華味とキムチ味の和え物、おふくろの味お味噌汁）や、会員さん達の畑で採れた野菜を使った煮物やサラダ、豊富牛乳を使ったデザートなど全部で１１品ありました。
それぞれの家で朝から煮込んで鍋ごと持ってきてくれました。
所狭しと並んだ大皿にも、お母さんたちの愛情たっぷりのおかずが山盛りでした。
会場は温泉地区にある集落センターでしたので、地区の方にも準備で何かとご協力頂きました。
伝承の会の皆さんは、２月に町の介護予防事業「おひさまサロン」でランチ会シェフデビューしており、既にシェフの任務にも余裕が感じられました。頼もしい!(^^)!
参加された皆さんからは、「美味しい」「イタドリって食べられるのね」「何よりのおもてなしでした」と言った声が多数寄せられました。
会場内では直接レシピを教わった方々もいて、地元の方たちと参加者さんとの交流があちこちで生まれていたのも嬉しい光景(^^)。
まかない飯を頂いたスタッフ一同も、成功の喜びと美味しいお母さんの味で、めちゃくちゃ幸せな気持ちになれました。
今回はツアー参加者さん限定ランチ会だったので、他の皆さんにはお知らせできなかったのがかなり心苦しかったです。
ツアーの目玉企画だけでなく、今後は湯治さん達のランチ会も絶対企画したいなぁと心底思い、すでに心は次回の企画に向かっています。
相談員マユ 
