春の妖精
先日、とある新聞の投稿欄に、アトピーの子供さんを持つ母の声が載っていました。
お子さんは色々やりたいことを断念する形での入院の模様でした。
道内にお住いと思われ、ますます身近に感じられ、読んでいて切なくなりました。
症状を隠すことなく過ごせる場所、同世代同士で悩みを話せる場所が意外と近くにありますよ、とお伝えしたい気持ちにかられました。
豊富温泉が全て解決できる訳ではありません。
ただ、時間はかかるけれど心身のいたみやかゆみを少し和らげることができるかもしれません。
私一人では、どんな悩みにもどんと来い!と胸を張って言える力はありませんが、ここに集う多くの人々がそれぞれ持つ力を貸してくれています。
そして、ふれあいセンターで働く私達だけでなく、町内町外に数多く住む湯治経験者がそれぞれのタイミングで実は色々とサポートしてくれています。
そんな人々の助けや刺激を受け、滞在中、新たな経験に挑戦している方もたくさんいます。
違う視点で考えてみる、見つめてみる機会になるように思います。
と、結局「ここに一度は来てみてー」と遠回しに言っている感じ。隠そうとしても心の中の気持ちが出てしまう(-.-)
ふれセン裏庭に、今年も他の場所より一足早くたんぽぽが花開きました。
そして自宅付近の道端では、大好きなエゾエンゴサクが!!
今がしんどい方は、少し立ち止まることになってしまうかもしれませんが、この先再び花開く時がきっと来る。
陰ながら祈っています。