アトピーフォーラムin豊富2017、1日目でした。
こんばんは。ヨガインストラクターのまなみんです(╹◡╹)
今日は、『アトピーフォーラムin豊富』の1日目でした。
去年同様、温泉開催ではなく、豊富町の中心部にある『豊富町定住支援センターふらっと★きた』での開催でした。
準備万端の会場。
私は今年度、ほとんど実行委員の活動に関わるコトが出来ず、ほぼ当日参加のみでした。
ミーティング議事録は配信されるたびに毎回読んでいましたので、このアトピーフォーラムが年を重ねるたび、より丁寧に、関わる方々の想いを寄せ集めて作られているのは、よくよく伝わってくるモノであり。
今日の総合司会は、コンシェルジュデスクスタッフのあゆみんぬコト奥村歩さん。
豊富温泉を訪れたコトがある方は分かると思うのですが、1番右の彼女です。
その横が、今回貴重講演をしてくださった、東洋大学教授である安藤直子先生。
直子先生の講演は、とても分かりやすいモノでした。専門的な知識ではなく、イチ患者としての想いがたくさん込められており。
『豊富温泉に感謝をしています。』というコトバが、とても印象的でした。
わたくしも、日々豊富町で様々な健康増進事業に関わらせていただいているので、たくさんの豊富町民の方にお会いします。
そこでいつも、『豊富町の仲間に混ぜていただけて嬉しい、ありがとうございます』と、よく伝えています。
どこから来た誰だかも分からない私を受け入れてくださり、運動クラスを受けに来てくださる。
だから私は、この町に居場所をいただいて、こうしてライフワークである『ヨガインストラクター』としての活動をさせていただくコトが出来ます。ホントにありがたいコトです。
いただいたご恩を、私なりにお返ししたい。
豊富温泉にいただいたご恩にて、たくさんの湯治客の方々が勇気付けられ、希望を持っていらっしゃると思います。
そんな中で、安藤直子さんという都会の大学の先生が、こうして都合をつけて豊富町を訪れ、ハナシをしてくださる。
こうやって、ますますご縁が広がって、新たな可能性が見えてくるのだろうと感じます。
基調講演の後には、湯治体験談。
東京から来た星野さんと、稚内市に移住して暮らしている奥山さん。
それぞれ、ココロあたたまるお話を聴かせていただきました。会場が、涙々の場面も。
どんな疾患でもそうだけれど、アトピー性皮膚炎の辛さ苦しさは、なってみないと分からない。
ここ豊富温泉に居ると、『寝たきりでした』『ほとんど寝れません』などと、日常のように聴くので、ある意味辛さに強くなり、麻痺したような感覚になります。
良く言えば、我慢強い。
良くなく言えば、頑な。
良くも悪くも、こんな経験をすれば打たれ強くもなります。
そんな中、豊富温泉で出会ったコミュニティによって、新たな可能性を見つけたり、深くついた傷が少し癒えたり。
ここには、いろんな可能性があるのだとなあと、改めて思います。
続いては、パネルディスカッション。
東京を拠点に活動している団体『アトピーフリーコム』のスタッフである遠藤さんがパネラーを担当してくださいました。
ピンクの私の右が、遠藤さんです。
前半にハナシをしてくださった3人、そしてふれあいセンタースタッフの尾崎くんがパネリストとして。
伝えたいコトが多過ぎて、なかなか上手くまとまらず、やっぱり、いろいろあるんです。いろいろ。
最後には、今回駆けつけてくださったドクターおふたり、藤澤重樹先生と隅田さち先生がそれぞれ、お言葉をくださり、それはとても身に染みるモノでした。
そして、エンディング。
御礼の挨拶として、本フォーラム実行委員長である、齋藤真由美さんから。
これについては、わたくし個人のfacebookへ投稿したので、ここにも貼り付けておきます。
以下↓
【アトピーフォーラムin豊富2017に向けて思うコト】
1日目が無事に終わりました。
最後は、本フォーラムの実行委員長である齋藤 真由美さんからの御礼のご挨拶でした。
アトピー性皮膚炎をはじめとした皮膚疾患についての治療法や患者同士の語り合いの場として。
豊富温泉の価値や重要性について考える。
など、様々な課題をもって、10年にもわたって豊富温泉で開催されてきたこのアトピーフォーラム。それを今になって、なぜ町で開催したいとなったのか?
それはやはり、『豊富温泉は豊富町にあるから』です。
豊富町の皆さんにも、近隣市町村の方々にも、温泉の取り組みを知っていただきたい。
そして、出来るならば応援していただきたい。
そんな、真由美さんからのコトバでした。
アトピー性皮膚炎は、地味に辛い。
苦しみ果てて疲れ果てた湯治療養の方々が、日々豊富温泉に訪れています。
豊富温泉は、ほとんどの方にとって遠い場所。しかし、ここまで来るからこそ、何もない豊かさ溢れる町だからこそ、心身共にゆっくり過ごすコトが出来るとたびたび聴きます。
そして、町の方のあたたかさや理解がとても嬉しい、と。
見た目に分かる疾患であるが故の辛さ。
その辛さに寄り添ってもらえた時、ただそれだけで、涙が出るほど嬉しかったりします。
豊富温泉は、日本の北の果てにある小さな温泉郷。
私自身、なぜこんな北の果てに暮らしているんだっけ?と、不思議な感覚になるコトが今でもたまにあります。そして、ここへ来れたコトをホントに良かったなと思うのです。
生まれてきて良かったと心底思えたら。
悔いのない人生で在りたい。
そう願う中、豊富温泉はとても大切な場所になっています。
皮膚疾患で苦しみ、明日も見えない中を息絶え絶えになりながら日々をやり過ごしている方々が、きっと日本中にいるのだろうと思う。
そんな方々にとって、豊富温泉の情報が一筋のヒカリとなり、少しの勇気へとつながれば良いなと思っています。
#豊富温泉
#日本最北端の温泉郷
#アトピーフォーラムin豊富
#アトピー性皮膚炎
↑以上です。
書いてみるとサラッとなるのだけれど、けっこう奥深いモノです。見た目に分かる疾患であるが故の難しさ。
標準治療の壁。
いろいろあるのですが、やっぱり、先ほど貼り付けた投稿に書かせていただいたように、治療法は個々で選択出来るモノであって欲しいです。
私個人の想いですが、出来るなら、まだ自分のチカラで選択が出来ない乳児や小児に、ステロイド外用薬を使用するコトはよくよく考えて欲しい。慎重に。
私は、小学校5年生の時にステロイド外用薬を使い始めましたが、何も分からず、とにかく使えばよくなる、と。
ズルズルと引きずり、難治性の成人型アトピー性皮膚炎となり、地を這うような苦しみを味わってきました。
しかし今は、そんな経験も強みです。
おかげさまで強くなりました。
ヨガにも出会え、自分らしく生きる術を得て、豊富温泉にもご縁がありました。
結局のトコロ、起こったコトはもう、しゃあない!です。
それをまずは受け入れ受け止めるコトから、この先どうする?が始まるのかな、と思います。
今でこそ、あれこれ考えるコトもなく、『それを言っておしまい』ですが、それはそれは、ホントに、苦難な道のりの連続でした。
私は、今もこれからも、ステロイド外用薬を使用して症状を抑えるという選択はしません。それが私の生き方です。
ステロイド外用薬だけがすべてではないけれど、慢性的な皮膚疾患、とくにアトピー性皮膚炎においては、大きな検討課題になると思います。
改めて書いておきますが、くれぐれも、使用を反対している訳ではないのです。これはただひとつの、私の生き方です。
誰にも求めないし、求められるコトでもないです。
明日は、そんなあれこれを語り合うワークショップ。
みんなで語ろうアトピーのこと。
豊富温泉に滞在中の方はぜひ、ご参加くださいね。
台風が心配なのですがーーー(T_T)
大きな被害がありませんように。と、豊富温泉の神様へ祈りつつ。
お待ちしています!