「草を食む」
自分でもなぜかよくわからないけれど、何となく好きな言葉のひとつです。
そしてこの響きと共にいつも頭に浮かぶのは、白黒柄の乳牛が牧草地でのんびりと草を食べている光景。
ヒツジや馬ではなく、ひたすら乳牛なのです。
理由は、豊富生まれの私なので幼少時からそんな光景を日々見ることができたから ですね 🙂
酪農地帯の原風景と言えば、緑が広がる牧草地をゆっくりと移動しながら過ごしている牛達だと思いますが、放牧酪農は徐々に減り、少ない労力で生産性を高めるために大きな畜舎内で飼う舎飼酪農が増えている現状です。
放牧酪農は毎朝牛舎から牛達を牧草地に移動させ、夕方にはまた牛舎に入れたり、移動や放牧中の病気や怪我、天候に左右される等、農家さんに労働力の面で負担がかかります。また広大な牧草地の管理(けしていつに間にか牧草が生えてくるわけではなく、土起こしや種まきが必要ですし、雑草との戦いや食べごろの草の刈り取り等もあります)にも多大な労力が必要となります。
日曜も祝日も日々休むことなく手間暇かけて牛の世話をしてくれる農家の皆さんの努力があるから、遠方のお客様から「ここの牛乳はおいしいですね」と言っていただけるのです。
写真は温泉からすぐ近くの風景です。「牛に癒されますー :heart: 」という湯治女子さんの声もよく届きます。
放牧酪農の原風景がいつでも、いつまでも眺められるよう、農家の皆さん、これからも頑張って下さい。
そんな農家さん達の日常や豊富の魅力をぎゅーっと濃縮して知ることができる、新しい形の町コン「ともこい」
近隣の皆さんだけでなく、その頃滞在予定の湯治の方々も申し込める企画となっています。
詳しくは「ともこい」バナーをぜひぽちっとしてね :rolleyes: