豊富温泉ブログ スタッフがリレー形式で、温泉の日々をつづります。

アトピーフォーラムin豊富2016のふりかえり③

コンシェルジュ ふれあいセンター

アトピーフォーラム2016ワークショップの振り返り。

3番目は「体調維持」です。

私は午後から参加しました。

「体調維持」グループの参加者はスタッフとして参加してくれたアトピーフリーコムの有田さんと私を含めて5人。

男性4人に女性1人。5人中4人が20代でした。

「体調を維持するために、普段やっていることはありますか?」という話題から始まったワークショップ。

特に話題の中心となったのは、運動と仕事について。

事務仕事でパソコンや書類とにらめっこしている人は、体が血流が悪くなりやすく

姿勢が悪くなったり、肩こりなどで慢性的にアトピーの悪化になるような要因が多いので

特に休日は意識して運動した方がいいかも、と話題になりました。

1時間ほどざっくばらんに話をした後、私からある問題提起をしてみました。

それは「アトピーに対する向き合い方についてどう考えていますか?」ということ。

アトピーとの付き合いが短い人ほど「必死になって治そう」として

アトピーとの付き合いが長いほど「うまく付き合っていく」選択をする。

今回のワークショップグループで聞いた答えも同じでした。

なぜこんな質問をしたか、それは、

よく言う「アトピーと上手く付き合っていく」「アトピーである自分を受け入れる」

ことは一種の「諦め」ではないのかという思いが自分の中にあったからです。

 

自分自身アトピーとの付き合いが長くなり、

「うまく付き合っていく」=「アトピーがあっても楽しく生きたい」

になっていて、現実逃避に近くなっているのではないかという

自問自答が頭の中をさまよっていたからでした。

実際のところ、自分だけでなく長くアトピーである人には

同じように考えてしまっている人は多いのかも知れません。

いろんなことを試してきてそれでもなかなか良くならず、疲れてしまった結果、「諦めてしまう」

そんなこと、ないでしょうか。少し前の自分はそうだったと思います。

しかし、温泉で出会う、言い方はおかしいですが「アトピーになりたて」で

必死にアトピーを治そうと躍起になっている人を見て、ふと自分の向き合い方に疑問を

持ったのでした。

いや、別にいいんですよ。自分が良ければ。自分の人生だから。

人からなんと思われようと自分が良ければいい。

 

でも、少しでも「アトピーを治したい」という思いがあるならば

今の凝り固まった自分の考え方を、視点を変えてみることが案外

突破口なのかもしれない。そう思ったのでした。

 

これは、逆に今アトピーを治すことに必死になっている人にも言えることで

アトピーとうまく付き合っていかなければいけない現実は受け入れなければいけないのです。

必死になって治そうとして人生が180°変わって、自分が自分じゃなくなっている人もいるかもしれません。

どんなに頑張ってもアトピーになる前と全く同じ生活や自分自身の考え方に戻ることは

不可能なわけです。アトピーである自分が嫌だから必死で治そうと頑張れる。

でも、案外アトピーであることを認めてしまうこと。「受け入れること」がアトピー改善のヒントなのかもしれません。

結局、どちらも「アトピーである自分を受け入れる」ことからがスタート。

 

「受け入れる」ということはとても難しいことです。怖いことです。出来ればしたくないことです。

しかし、それが出来た時、本当の意味でアトピーから解放されることになるのかもしれないと

思ったのでした。

当たり前のことをつらつらと書いたような気がします。

でも、「自分の考え方を疑ってみる、変えてみる」という提案は、

ここまで読んでくれた方の参考になったでしょうか。

 

コンシェルジュ ザッキーでした。

 

書いた人
ふれあいセンター 尾崎

ふれあいセンターの管理担当をしています。尾崎です。静岡出身でアトピーの湯治をきっかけに豊富町に移住しました!よろしくお願いします!

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