いま、考えていること。知っていただきたいこと。
こんにちは。健康相談員たまいです。
現在、ふれあいセンターではおもに豊富町の方を対象に申請書を提出したのち完全ご予約制でご利用をいただくことになっています。
ふれあいセンターは臨時閉館のまま、特別な救済措置といったところです。
その対応の中でお客様に意識していただきたくってポスターを作りました。
パソコン作業に疎い私がパワーポイントという能力を借りてつくってみました。
「もっとやってくれればいいのに」
「早く営業してほしい」
「いつからやるの?」
「そっちはまだ感染者がいないんでしょ?」(だから安心だろうというニュアンス)
よくお言葉をいただきます。
豊富温泉って、改めて思いました。
すごい価値の高い温泉なのですよね。
全国各地にふれあいセンターに来たいという方がいる。
毎年、温泉を楽しみきてくださる方々のお顔を浮かべながら、ご要望になかなか答えられず申し訳なさを感じています。
早く皆様に気持ちよく温泉に入っていただきたい。
きっと、私以外のスタッフもそう感じているでしょう。
豊富町は人口4000人弱の町です。
宗谷管内には他にも二つの島(礼文島、利尻島)、猿払村、浜頓別町、幌延町、中頓別町、枝幸町(順番考えず羅列しました)
そして一番大きな稚内市。
稚内市の人口も全部合わせて6万2千人ほど。
宗谷管内の中心的な医療の役割を担っているのが『市立稚内病院』。
ベッド数は332床、医師の人数は35名。看護師234人。
6万人を超える方々の「何かあったとき!」駆け込むところがこの規模なんです。
医師も救急対応を専門としない医師もいて、医師には当直、ナースには夜勤もあるので全員が同時に病院で働けているわけではありません。
私の大昔、病院勤務の時は85名の患者様を3交代制で看護していました。日勤はひとり7~8名を担当し、夜勤の時は85人を3人で看護していました。
人口呼吸器を装着している方もおられるし、食事や排せつがご自身でできない方がほとんど。
24時間緊急入院にも対応していました。
「くさい」「汚い」「給料が安い」・・・当時は3Kなんて言い方があって、労働条件の悪い仕事はそんな言い方をされていました。
看護師はさらに12K ともいわれたりして^^
「化粧のノリが悪い(夜勤などで生活が乱れる)」とか、言われてました^^
話がそれましたね^^
ふれあいセンターに沢山のお客様がいらして、みんなが笑顔でお風呂を楽しんでいただく。
それが私の目標です。
宗谷管内の医療崩壊を招かない。とっても大事なことです。
受け皿が小さい医療の地域の中で、一人二人感染患者さんが発生してしまうと
→中心的な役割を果たしている病院が感染症対応をしなければならず、
→感染患者さんの濃厚接触者と思われる方も収容する必要が生じる。
→マンパワーも施設としての許容量も足りなくなる。
→感染拡大を考慮すると外来診療などの制限が発生する。
→通常の地域の基幹病院としての役割が果たせなくなる。
→宗谷管内の人々の医療の質・量が低下してしまいかねない。
簡単に書き出すだけでこんな感じです。
この環境の中で私の目標に少しでも早く近づいていけるようちっさい脳みそ使って考えています。
(ちっさい脳みそなのは私のことだけですよ、誤解のないように)
毎日のようにスタッフで意見交換、情報収集。
いろんな「感染症」へのとらえ方があります。
どれが正解でどれが間違っている、ではないですものね。
経験のない事ばかりの中でどれも確実ではない、けれどできるだけお客様・スタッフ双方にとって安全な方法を見つけていきたいです。
もどかしい思いをしながらもふれあいセンターの営業を待ってくださるみなさま。
本当にありがとうございます。