10年前と現在。
こんにちは。ぽっけYです。
先日は人生初の一人スノーシューに行ってきました。
気の向くままに、小鳥の鳴き声が聞こえる方へ進んでみたりと、一人で森の中をお散歩するのもなかなか楽しいです。
画質が悪くて分かりづらいですが…コゲラかな?
スマホのカメラには限界があるので、双眼鏡や望遠カメラがあればより楽しさが倍増するかなと思います。
森の中では珍しい野鳥や動物との出会いが期待できるだけでなく、冬ならではのきれいな景色が広がっています。
晴れの日のスノーシュー、おすすめです!
さて、私事になりますが、今年度をもって湯の杜ぽっけを退職させていいただくことになりました。
はじめて湯治に来たのは今から9年ほど前になりますが、当時はこの最北の温泉地に住みながら働く事になるとは想像もしていませんでした。
脱ステ当初は引きこもりの時期もあったので、周囲の友人が社会に出てバリバリ働いている中で、
自分だけが社会から取り残されているような絶望感や、
このままずっと働けないのではないかという不安にいつも取りつかれていました。
しかし、温泉を知って湯治に来るようになってからは、様々な人に出会い、希望を持てることも増えました。
人生で初めてフルタイムで働くことが出来たのも、自信につながりました。
ぽっけの仕事を通じて、イベントの企画や運営、新規商品の取り扱いなどたくさんの貴重な経験ができました。
今までやったことのない、あるいはできなかったたくさんのことが出来るようになったのはぽっけのおかげです。
一昨年の夏からは現場をとりまとめる立場になり、初めは不安も大きく大変なことも沢山ありましたが、
一緒に働いてきて、未熟な私を支えてくれたスタッフのみなさんには本当に感謝しています。
脱ステ当初の記憶はずっと嫌で仕方なく、何度も他に道はなかったのかと自問自答してきましたが、
今ではこれで良かったのだと思えています。
あまり自分の事は書いてきませんでしたが、このブログを読んでいる方で昔の私のように絶望している方がもしいたら、
少しでも希望を持てるようにと願って書きました。
みなさんは、10年後の自分を想像できますか?
私は10年前には想像もしていなかった生活を送っています。
これから10年後も、どうなっているのかわかりません。
皮膚疾患に限らず、誰もが何かしらの悩みを抱えていたり、苦しむこともあると思いますが、
それがずっと続く事はないとあきらめずにいてもらえたらと思います。
温泉街では、困った時に助けてくれるような温かい方がとても多かったです。
体調が悪いときに差し入れして下さった方々
温泉を日々管理してくださっているスタッフの方々
ぽっけをいつも利用して下さる常連の方々
など、多くの方にお世話になり、充実した生活を送ることが出来ました。
今後もぽっけや温泉が地元の方や湯治の方、観光客の方々にとって憩いの場であり続けますように。
本当にありがとうございました。