アトピーフォーラム2017のふりかえり①
こんにちは、ヨガインストラクターのまなみんです(╹◡╹)
今年度の『アトピーフォーラム2017』は、9月17,18日に開催されました。台風で2日目の午後は中止となったモノの、無事に終了しました。
◎アトピーフォーラム20171日目が無事終了!の記事→★★★
先日、スタッフが集まり『ふりかえり会』が開催されました。私は、時間が合わずに参加できませんでしたが、議事録は読ませていただきました。
フォーラム当日、皆さまからの貴重なご意見をアンケートとして集めさせていただきました。改めて、ありがとうございました。その取りまとめも、議事録と共に読ませていただきました。
厳しい意見をはじめ、応援しているからがんはって!というあたたいコトバなど、自由記載にたくさん書いてくださっている方もいらっしゃり。
今後に活かせたら良いという内容がとても多く、やはり、ご参加してくださった方のご意見は貴重なモノだなあと、しみじみ。
それらを取りまとめ、ふりかえり会では、継続したいコト、改善したいコトなどが話し合われていました。
そして今年度もまた、そんなふりかえりの様子をまとめまして、『スタッフブログリレー』で書かせていただきます。
わたくし、トップバッターを仰せつかりましたので、この記事が記念すべき第1回目!でございます(o^^o)
私は、1日目の『基調講演の様子』を書かせていただきます。
今年の基調講演は、長年豊富温泉を応援してくださり、このアトピーフォーラムの発起人でもある安藤直子さんにお願いするコトが出来ました。
一番左の女性が、安藤直子先生。東洋大学の教授をされていらっしゃいます。
直子さんは、アトピー性皮膚炎の患者でもあり、今は、手のひらに症状が出ているコトから、辛くなった時には湯治にいらっしゃっています。
満席の大盛況!
豊富町民の方も多数お越しくださいました。
川原副町長からのご挨拶から、アトピーフォーラム2017がスタート★
まず今年度のアトピーフォーラムは、豊富温泉ガイドブックが出版された!と言うコトをたくさんの方に知っていただきたい。というのも、想いのひとつでした。
この本を書いてくださったのが安藤直子さんであるコトもあって、今年度の基調講演は、ぜひ直子さんに!という流れだったのです。
大学の教授だし、難しいハナシかな?と思いきや、専門用語などはひとつも出て来ない、ホントに分かりやすく、聴きやすいモノでした。アトピー性皮膚炎の知識がほとんどないという方にも、ちゃんと分かるハナシでした。
後から、それを直子さんに伝えたら、町民の方も多数来てくださるからと聴いていたし、今回はとにかく私の想いをそのままお伝えしてみた、と。
そんな直子さんの想い。聴かせていただいた私、何よりココロに残ったのは、『豊富町へ対する感謝の想い』でした。
今もまた、豊富温泉にはたくさんの湯治療養の方が訪れていらっしゃいます。
その皆さまをサポートさせていただくのに、コンシェルジュデスクをはじめとして、様々な役割の温泉スタッフが常駐しているのですが、私たちのもう一歩向こうにもまた、たくさんのサポーターがいます。
豊富町民の皆さまは、そのサポーターの中でも大きい存在だと、私は感じています。
町に買い物へ行っても、ビックリした顔をされたり、皮膚の炎症を観て嫌がられるコトは、この町ではホントに少ないのではないかと思うのです。
私がここに来てからまだ4年、それより前の頃の状況は分かりませんが、ここ数年で、町の理解はさらに大きくなったよ。というのを聴いたコトがあります。
私は今、週の半分は温泉におり、半分は町の中心部で開催されている運動クラスを担当させていただいておりますが、そこにご参加してくださる方からも聴くコトがあります。
今日買い物で湯治の方を観たよ。大変そうやったけど、ああして頑張っている。早く良くなって帰れたらいいね。と。
田舎町でシャイな方が多いし、話しかけるというコトはあまりないと思うのですが、皆さん、ちゃんと観ていて分かってくださっているのだな。というコトが、よく伝わってきます。
そんな想いからもでもあると思います。
今年度のアトピーフォーラムにも、たくさんの町民の方々が、ご参加くださいました。
人口4000人弱の豊富町全体が、アトピー性皮膚炎をはじめとした皮膚疾患の理解者となってくだされば、全国からいらっしゃる湯治療養の方をお迎えしている私たちとしても、それはとても心強いコト。
有名な温泉地へ行ってみたけれど、あまりの皮膚症状を観て入浴を断られた。という経験は、重度の皮膚疾患患者にとっては珍しくないハナシです。
そんな中、豊富温泉では、豊富町では、堂々と半袖でマスクをしなくても歩ける。(と言いながら半袖はほぼ寒くて無理なのですが(・・;))
そんな地域に対して、外側にいる直子さんから、あんなふうに、感謝のコトバを聴けたコト。
私は半分は内側、半分は外側のヒトなのでしょうか。今は豊富町民ですが、移住者は何年経っても移住者なのかな、と思います。
都会とは違って、こんな小さな田舎町だと、元々豊富町で生まれて暮らしているヒトと、外から来て今ここにいるヒトは、もちろん明確に区分けをされている訳ではないけれど、なんとなく違うような感じがするのです。
これは、自分の地元である愛知県の都会にいる頃には、まったく分からない感覚でした。
出会ったヒトに対して、どこで生まれたか?なんて知るよしもなく、聴くコトもなくて。
一緒に働いているヒトの家を知っているか?と言われたら、9.9割、知りませんでした。
しかし豊富町に来た今は、クラスに来てくださる方のほぼ全員のお名前と、家も知っている方もけっこういらっしゃいます。
ホントに、距離の近いアットホームなお付き合いがこの町にはあって。
そんな中、やはり、『保守的』だと感じるコトが多いです。当然です、外からどんどん何かが来る、というコトがほとんどないような地域なので。
それが近年、皮膚疾患の療養にと、たくさんの方が豊富温泉を訪れています。そうやってどんどん外からいらっしゃる方々を、町の皆さまが受け入れようとし、応援したりしてくださる。
そんな空気を感じるたびに感謝が募るし、私自身、皮膚症状が辛い頃にホントに欲しかった皮膚疾患に対するご理解なので、ありがたいなあと思うのです。
温泉は、泉質だけではない。
確かに豊富温泉の泉質は、世界に誇れる素晴らしいモノですが、何より大切で必要なのは、その温泉の素晴らしさを理解し、共に伸ばそうとしてくださる地域の理解です。
と、直子さんも言われてました。
豊富温泉の泉質は素晴らしいが、『環境含めての素晴らしさである』と言われる方の声を何度も聴きました。
ここは、日本のてっぺん。
大都会の真ん中であれば、きっとまた、全然違うハナシでした。ここは確かに、遠いです。
湯治療養に行くには、お金も時間かかります。
だからこそ、受け入れる豊富町側のあれこれ策を考え、温泉利用型健康増進施設の認定を受けたり、ふるさと納税の返礼品でも、湯治療養の方がご利用していただきやすいモノがあります。
◎温泉利用型健康増進施設とは?→★★★
◎豊富町のふるさと納税→★★★
直子さんは、講演の中でこのように言われていました。
『豊富温泉があるから大丈夫、豊富温泉に行けば必ず私の症状は楽になると思っているから大丈夫。そうやって思いながら暮らせるコトがありがたい』
これは、湯治療養の方からよくよく聴くコトバでもあります。
いざとなったら来ればいい。豊富温泉は、お守りみたいな場所。
私自身も、今は豊富町で暮らしてはいますが、そんな気持ちでいます。
このブログ記事を、今初めて読んだ、という方もいらっしゃると思うし、いつも読んでくださっている方もいらっしゃると思います。
皆さま、改めましていつもありがとうございます!
日本最北端の温泉郷である豊富温泉にて、皆さまのお越しをお待ちしております(o^^o)
アトピーフォーラムin豊富2017のふりかえりリレーブログが、しばらく続きます。ぜひよろしくお願いしますo(^o^)o