あぶら漂う
こんにちは、齋藤です。
程よく冷えた今朝は、吹けば容易に飛んでいく雪がさらっと積もっていました。
「立春」を迎え、暦の上では春の入り口ですが、
この辺り一帯はまだまだ冬真っ盛りで
雪もこんもりしなだれています。
でも、日中の気温が0℃にちょっと近づいたり、太陽がまぶしい日もちらほらと出てくると、それだけでも春に向かっている感じがします。
ふれあいセンターをしばしばご利用下さる方は、時々油の濃いお湯に巡り合えることがあると思います。
普段は地下からポンプでくみ上げている温泉なのですが、エネルギーがたまるのか自噴することがあります。
その時は油の含有量がいつもより多く、こってりしたお湯になります。
とある勤務日、出勤したらなんとなくお湯の香りが濃い気がして、
湯治浴場をのぞいたならば、なんとなんと、こんなことに。
思わず「すごい」と声が出ました。
急いで同僚にも声をかけ、二人で「うわー」とか「すごいですね」とか言いながら、滅多にない超こってりを開館前に撮影しました。
上の2枚はいずれも同僚が撮ってくれた画像です。(私のは黒すぎて何が何だかわからない出来映えだったので…)
ここまで濃厚なのはかなり久しぶりで、ちょっと入っただけできっとお肌はブロンズ像に( ̄ー ̄)
その日の午前中入浴された方々は、口々に「今日のお湯はすごかった」とおっしゃっていました。
そして、本日もなんとなく朝のぞいてみたら、なかなかのこってり感。
これぞ豊富温泉!な雰囲気のお湯でした。
長くご利用頂いているお客様の中には、年々油が少なくなってきていると感じておられる方も少なくないです。
確かにここまでこってりなお湯に出会える頻度は減っているのかもしれません。
温泉は生き物なので、日によってお湯の雰囲気も変わります。
地下のことは誰にもわからないので、予想も立てられず。
毎日ただただ湯守のスタッフにゆだねるしかないのですが、これからも長く油の漂う温泉をご愛顧頂けることを願うばかりです。