私と豊富温泉 vol,2
続編です 😉
前回の日記はこちら私と豊富温泉
新聞記事から見つけた豊富温泉。
噂には聞いた事のある温泉でしたが、 不安でいっぱいの私。
「温泉でこんな体を人に見られたくない」
「他の人の視線がこわい」
「そもそも温泉で本当によくなるの?」
こんな思いを抱えながら、ドライブがてら家を出たのが記事を見つけた日のお昼前でした。
北海道出身の私ですが「豊富」という地名には馴染みが無く、いったいどんな所なんだろうと想像するばかりでした。
約4時間のドライブの末到着した「豊富温泉ふれあいセンター」。
何の情報も持たず浴場に向かった私。
まず初めに「湯治用の浴場」と「一般の浴場」に分かれている事に気づき、ひとまずほっ・・・としたのを覚えています。
それでもまだ脱衣所に入った私は服を脱ぐ事をためらっていました。
何度も浴室をのぞき、やっとの思いで決心がつき温泉に入りました。
ドアを開けた瞬間に広がるガソリン臭いような香り。油の浮いたお湯。
そしてそこには何人かの湯治のお客さんがいて初めての私に気さくに話しかけてくれました。
話してみるとそこで出会ったほとんどのお客さんが「あとぴっこ」だったのです。
温泉の入り方や皆さんのアトピー歴を聞いているうちに、いつの間にか緊張と不安でガチガチだった私の心がするするっと和んでいったのです。
そして、すでにスベスベピカピカの方が「元・重症あとぴっこ」だったと聞いてとても驚きました。
本当に!?
こんなにキレイに!?
私もなれるの!?
温泉につかるまで不安でしかなかった思いが、いつの間にやら期待と希望に変わっていったのです。
その日は日帰りで閉館時間ぎりぎりまでお湯につかり家路につきました。
もしかして。
この先の見えないアトピー地獄から抜け出せるのかもしれない・・・
もしかして。
もしかするかも!?
そんな希望が生まれた日でした。
次回はその後湯治生活がスタートした話をしたいと思います。
コンシェルジュスタッフA