地震のあと…

2018年09月11日

コンシェルジュ

こんにちは。

今日は秋晴れで雲一つないとても爽やかなお天気です。

9月6日深夜の大地震から5日が経ちました。
まだ、JRは音威子府から稚内までが復旧していないようですが、
そのほかの交通機関やお店は通常通りに戻りつつあります。

6日深夜の地震は豊富は震度1や2だったようで、揺れを感じた人はほとんどいなかったようです。
私は早朝に道外に住む友人から「大丈夫？」というlineでことを知りました。
寝起きすぐで、何のことかわからず、「元気だよ、何が？」と返事してしまい、「北海道で大地震よ！」と。
すぐにテレビをつけようとしましたが、つかなくて…　もしや停電？？？
どこでの地震なのか、何が起きたのか、と慌てました。（これが朝7時くらいの出来事です）
その後職場の人達からの連絡で豊富は停電になっていることがわかりました。

この日は公共交通機関やお店などはほとんどすべてがお休みとなりました。
ふれあいセンターもお湯を提供できなくなり終日休館となりました。
お客様にはご迷惑をおかけいたしました。

私は午前中は自宅待機、午後からお仕事でした。
午前中にしたこと…　冷蔵庫内に、あるだけの保冷剤を入れたり、牛乳など傷みやすいものを先に消費。。
お仕事を終えてからは、まだ明るいうちに冷蔵庫内のものを調理しました。
冷蔵庫や電子レンジが使えない、だんだん暗くもなってくる…
電気が使えることのありがたさがとてもよくわかりました。
幸いにもガスや水道は使えていたので、ガスコンロで料理をしたり、洗い物などはできていました。
ガスや水道のありがたさも感じましたね。

地元の友人やお客様、家族からたくさん心配のメッセージをもらっていました。
私の使っているスマホキャリアは通信障害となり、Wi-Fi環境下でしか連絡を取ることができなくなってしまっていたので
無事であることは伝えれたものの十分にやりとりはできずにいました。

いつもはたくさんの外灯があって夜でも明るい温泉街ですが、この日は真っ暗になりました。
避難場所である、湯の杜ぽっけと集落センターだけに灯りがともされています。
ぽっけは、天然ガスにより発電されるので、こういうときはありがたいです。
充電も自由にすることができ、スマホやタブレットなどを持ち込んで皆さん充電をされていました。
Wi-Fiも使えますしね。
それから、電子レンジやトースターも自由に使えるように準備されていました。
場所によっては断水になったところもあるので、お水も供給されました。

お客様はおひとりで来られている方が多いので、地元ではない見知らぬ土地でとても不安だったことでしょう。
24時間避難所となっていたぽっけには多くの方が集まってそんな不安な夜を過ごされていました。
後日お客様に聞いたことですが、明るい中でみんなでおしゃべりをして過ごすことができて良かった、不安が軽減された、と。
眠たくなるまで避難所にいて、そのあとは真っ暗のお宿に戻り懐中電灯やスマホのライトで照らして
布団へ入って眠ることができたそうです。

こういう不安な時はみんなで声をかけあい、助け合いですね。
私も友人と過ごしました。食材を持ち寄って調理して食事を一緒にとったり、
キャンドルを分け合ったり。周りの人たちと助け合いながらでした。
こういう時に誰かといるととても安心するものですね。

不安な夜でしたが、頑張っているみんなに心がぱっと明るくなることがありました。
それは満天の星空です。

気温も寒くもなく暑くもないちょうどいい気候。外を散歩している人たちが割と多くいました。
この日は三日月で暗い上に、雲もありませんでした。
明るい温泉街のライトも消えて真っ暗なので、とっても星がきれいに輝いていました。
ミルキーウェイ（天の川）もくっきり。

不安な夜にほんっと癒されました☆
後日話してみると、老若男女たくさんの人が空を見上げていたみたいです。

そして電気の復旧は7日の深夜にはされていました。（豊富の一部は8日に復旧）
保冷剤をたくさん入れていたり、いたみやすいものから食べていたので、
ダメにした食材も特になくやり過ごせませした(^^)

こんな大きな災害時でもどこかで誰かが頑張って夜通しかけて復旧に努めてくれている。
その人たちも家族や身近なことの心配があるだろうに…
こんな早くに復旧させてくれて、ありがたいな、と思いました。

被害の大きかったところの皆様はまだまだ大変な状況が続いています。
命を落とされた方もいらっしゃいます…
一日も早く安心して眠ることができますように。

私にできることは何だろう？
北海道では2割の節電要請がある。
節電を心掛けよう。

それではまた。