送水管洗浄工事で配管もスッキリ
こんにちは、コンシェルジュデスクの片桐です。
朝出勤すると今日の油加減はどんなんかなーと気になり湯治湯を覗きに行く時があります。
やはり皆さん油加減はとても気になるようでお客様からも「今日は油がすごかった」とか「今日は全然浮いてなかった」などと耳にします。
油は自然のものなので日によって噴出量も変わってきます。
この日(1週間ほど前)の朝一番はかなりギラギラとしていましたよ~↓↓
豊富温泉は世界的にも稀な油を含む温泉でその泉質のせいか他の温泉地と比べると配管が詰まりやすい傾向にあるようです。
なのでメンテナンス作業がとても大変です。
定期的に配管のお掃除や取り換えなどをしてあげないと配管にスケール(浮遊物や沈殿物)がたまり温泉水の流れが悪くなって最終的には詰まってしまいます。
(↑管の中の茶色や黄色の部分が詰まり、スケールです)
そもそもこの「スケール」、もともとは湯治では恩恵をあずかっているであろう湯の花なのですが温泉を守ってくれている側からすると悩みの種でもあるのです。湯の花は温泉水に溶け込み固形化してしまうのです。
これが配管に堆積していくとお湯が出なくなってしまったり温度調整がうまくいかなかったり色々な不具合の原因となってしまいます。
なので各お宿やふれあいセンターまでお湯を運んでくれる配管も定期的に洗浄工事を行なっております。
これは先月川島旅館さんのお風呂へつづく配管を清掃した時の様子です。
配水管の清掃現場を見学させていただきました。
温泉を日々守り続けてくれる豊富町鉱山保安係(ふれセンの横にある事務所です)の方主導でベテラン工事関係の皆様がきれいにしてくれます。
特殊ノズルを用い内部を高圧洗浄していきます。
根気よく続けると内部に張り付いたスケールが剥がれ落ち排出されていきます。
スケールがドバっと排出されるときは見ていても気持ちがいいです!
いつも何気なく浸かっている温泉は鉱山保安係の方々、温泉スタッフの皆さん、関わる色々な方のご尽力の上に成り立っているんだなと改めて感じた日でした。
ありがとうございます!
貴重な体験でした。
長湯は禁物ですがこれからどんどん寒くなってきますのでみなさま温泉であたたまってくださいね♪
それでは今回はこの辺で。